凸凹道中雑記帳(仮)

凸凹キャラ=発達特性に悩まされ、折り合う方法を探り続ける、アラフィフ生活雑記。

昔お世話になっていたのに

実は、今年(2021年)の春先に子宮体ガンが発覚しまして、4月前半に入院・手術してきました。

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区のガン検診でのごく初期の発見で、「ロボット支援下腹腔鏡手術」という、開腹手術の半分ほどの期間で退院できる、最新鋭の治療を受けて、無事、想定される最短の期間で退院できたので良かったのですが。

隣町にある大学病院。1997年から確か2009年まで、精神神経科外来に定期通院していたので、土地勘(?)が少しはあるから便利、ということで選びました。

精神科の薬は毎日飲まなくてはいけませんから、家から持ってきて、ナースステーションに預けて、所定の時間ごとに持ってきてもらいます。想定の入院期間の「1週間」分の薬を、まずは預けます。

アトモキセチンのカプセル、バルプロ酸ナトリウムアルプラゾラムアナフラニールのそれぞれの錠剤、これらを朝食後と夕食後。リスペリドンの錠剤を寝る前に。頓服として出してもらっている、リスペリドン内用液も預けて、必要な時はナースコールを使います。

手術後、大きなトラブルは無かったのですが、発熱が少しだけしつこかったり…いや、別の要因だったっけな?(もうよく覚えていない。ただいま退院後1か月ちょっと)退院日(と当初想定していた日)が迫ってきたころ、「もしも入院が長引いた時のために、お家のかたに、家にあるお薬を持ってきてもらえませんか」と、看護師さんに言われて焦りました。両親とは別居(兄弟はいない)、父は外出できない状態。母はどうにか外出できなくはないと言っても、埼玉県の実家から、都内の私のアパート(それも母が見たらきっと精神に異常をきたすほど散らかっている!)に来て薬を探し出してくるのは到底不可能。仮に散らかっていないアパートだったとしても、私自身が母に薬のありかを説明するのも不可能。「言語化が苦手」な特性、ってヤツですか。とにかく、家から薬を持ってくるのは無理だと言ったら、「預かっているお薬の中で、『アトモキセチン』だけは、この病院で扱っていないので、次の服薬からはアトモキセチンを除きますね」ということに。言われて軽くパニクって、この日だけ頓服のリスペリドン内用液を飲んだけれど、入院中は頓服はその1回だけでした。

アトモキセチンというのはADHDの治療薬。この病院の精神神経科は、発達障害持ちの患者の相手をするのが苦手なのか?!
今後また何か入院するようなことが起きたら、またここにお世話になろうと思っていたのに、そんなことじゃ不安になる。思えば2009年以前の、ここに定期通院していた時期は、私のメンタルの具合が悪い原因が分からない様子でした。但し、当時は、一般的に…そして下手すると精神医学界でも?いわゆる「大人の発達障害」というものの存在があまり認知されていなかった筈なので、当時はやむを得なかったとは思っています。それにしても、それが今もあまり変わっていないのか?この大学病院は。勝手の分からないよその病院には入院したくないなあ…。

果たして、最短期間の1週間で退院できて、預けた自分の薬だけで間に合ったので良かったです。退院後、精神科の定期通院の時にドクターに話しました。(ボヤきモード(汗)。)
「大学病院は教育と研究の場だからね。仕方がないよ」
そう言われました。
何だかスッキリしない。ともかくは、二十代でメンタルを病んでから長いけれど、精神科に入院する事態にはなったことが無くて、良かったです。メンタル以外のトラブルだったら、多分またこの病院に入院するんだろうなぁ…。